第二回いしかわ生物多様性カフェのアンケート結果

第二回いしかわ生物多様性カフェのアンケート結果(速報)です。

データを示すだけで特に分析はしていません。

一般参加者数:42名

回答者数:39名

回答率:92.9%

 

①年齢

 

10代:7.7%(3名)、20代:15.4%(6名)、30代:12.8%(5名)、40代:20.5%(8名)、50代:28.2%(11名)、60代:10.3%(4名)、70代以上:5.1%(2名)

 

 

②性別

 

男性:31.6%(12名)、女性:68.4%(26名)

 

 

③職業

会社員:18.4%(7名)、公務員:7.9%(3名)、教員:18.4%(7名)、自営業:7.9%(3名)、主婦/主夫:5.3%(2名)、パート/アルバイト:5.3%(2名)、学生:26.3%(10名)、無職:2.6%(1名)、その他:5.3%(2名)

大学の研究室主催のカフェだからでしょうか、学生が一番多くなっていますが、さまざまな職業の方が参加していることがわかります。

 

 

④参加回数

 

初めてが48.6%(18名)、51.4%(19名)と約半々でした。

 

 

⑤満足度

 

 

大変満足:65.8%(25名)、満足:31.6%(12名)、どちらともいえない:0.0%(0名)、あまり満足ではない:2.6%(1名)、満足ではない:0.0%(0人)

約97%の参加者が満足(大変満足と満足を合わせた数値)したと回答しています。

 

由回答には以下のような言葉が寄せられました。

 

・楽しい視点を得た。association(類似性)して、他の事象との係わりができた。インスピレーションを得た。

・とてもおもしろく、妖怪というもののおもしろさをよりわかった気がしました。

・広い場所で前回より見やすくて良かった。高田先生のお話もおもしろく、よく理解出来ました。

・若い方が多様でおもしろい。

・防災教育に妖怪を活用できるという新たな発見があった。

・人ならぬものとのつきあい方。分からないものとうまくつきあう。

・妖怪⇄自然リスク。哲学的で深く考えられている→語りがすばらしい。いつもいつも考えている。

・自分の研究へのインスピレーションをえられた気がする。

・初めて知る話が多く、シンプルに楽しかったです。

・不思議な会合で、おもしろいと思いました。

・生物多様性とは少し遠いようなテーマであったが、何百年も前から継承される、その地域ならではの文化・自然環境に触れることはできたのではないかと思う。

・普段考えない新たな視点を得ることができた。

・いろいろな世代の人と意見を交換することができて、参考になりました。

・妖怪と防災とがつながるなんて、びっくり!子ども達に考えた妖怪のストーリーやネーミングがすごく面白かった。

・「ゴミを拾うと妖怪の害を回避できる」、現象と直接つながらない。普段の良い行いをする、徳を積むという意識(無意識かも)は子どもによくある。妖怪と同様の概念は欧米にもあるが「悪魔」「ゴースト」「フェアリー」でくくられる。「こんなに細かく名前が分かれているなんてクレイジー」。わからないことを説明するための妖怪。注意を促すために妖怪にする。妖怪と神様の境目は?

・あたり前にあるものの理解が深まった。

・ふだん聞けない話をきけた。

・とても勉強になりました。おもしろかったです!

・新しい視点が得られました。

 

 

⑥参加して生物多様性と人の暮らしについて、考え方は変わりましたか

 

 

大きく変わった:22.2%(8名)、変わった:44.4%(16名)、どちらともいえない:25.0%(9名)、あまり変わらない:5.6%(2名)、変わらない:2.8%(1名)

約67%の参加者が変わった(大きく変わったと変わったを合わせた数値)と回答しています。

 

自由回答には以下のような言葉が寄せられました

 

・ヨーカイの多様性

・妖怪をしんじるしんじない以前に、わかりやすく伝えるということを追求した結果なのかなとも思いました。

・妖怪伝承と地域防災、コミュニティ共有。なるほどなと思いました。子供にもわかりやすく長く早く伝わっていく。親子で妖怪リスクゲーム楽しそう。

・浅野川の清掃活動、ゴミ拾いを通して(みえないもの)徳をつんでつながることがありました。学術的に、ことばにして下さった。視野が広がりました。ありがとうございます。

・妖怪は自然から人間に対するいましめ!

・新たな視点が得られた。

・分からないけど行けないといけないこと、意志決定・合意形成。今までも大切だと思っていた。

・「科学する=わからないものを秩序だった様にする(数式化など)」と思って仕事や研究をしてきたが、もっと自由でよい。

・妖怪という「不可知」と「可知」の関係が面白かった。

・日常の中でギモンを持って物事を見ることで、新しいことを知れるかも・・・楽しみです!

・妖怪と生物多様性とのつながりが、イマイチ腑におちませんでした。

・「わからないこと」多様性を大切にすることの、大切さ・おもしろさを考えました。

・生物多様性についての考え方はそこまで変わっていないものの、「妖怪=負の超自然的な現象」というのを応用して、日常生活にひそむリスクを防いでいくという考えは、かなり斬新であると思ったし、個人的にひきつけられたと思う。

・歴史の中で生まれた妖怪を通して、もう一度今現在の日本社会を捉えることも面白そうだと思った。

・いろいろな立場の人のいろいろな考えがきけて力づけられる。

・妖怪は地域の安全的知恵を生物化したものだと理解できた。

・知らない世界に触れられ良かった。いろいろな方と知り合えるのも良い。

・これまで思っていたことが再認識できました。

 

 

 

⑦今後も参加したいと思いますか

 

 

参加したいと思う:94.9%(37名)、思わない:0.0%(0名)、わからない:5.1%(2名)

今後も参加したいという回答者が9割を超えています

 

 

⑧興味があるテーマ

・老荘思想、成人発達理論、哲学、禅

・今後、どのような技術が生まれて生活にどれぐらい影響を与えるのか。

・昔の人の自然に則した生活とこれから私たち人間が自然物を枯渇させずに新しく生きていく方向と生き物たちとのかかわりなど。

・法哲学

・動植物の資源利用

・日本の季節は四つだけでしょうか。

・自然と共生

・獣害

・様々な生き物、昆虫、鳥、小中大型動物たちの行動が、自然の多様性に繋がっているか知りたいです。

・哲学

・防犯

・ある地域ならではの生物とその伝説、それとの付き合い方について。

・汽水域から見た生物多様性などお話をきき、フィールドワークもぜひ考えてほしい。

・外来生物の駆除は善か悪か。

・(ツキノワグマ)クマとヒト

・農林水産業、地産地消

・自然保全と伝統文化、地域資源の新しい価値

・里山再生やコウノトリ、トキなどの取組み

・妖怪シリーズ、お願いします。

・植物、文化、知識の共有や継続に必要なものとは?

 

 

⑨全体としての感想として、以下の声が寄せられました。

 

・ヨーカイ考案WSはすばらしいアイデアですね。

・妖怪というわからないものを調べると、こんなにもたくさんのことを知ることができたり、人間の本質に近づけたような気がしました。

・日本昔話を見て子供時代を過ごしました。今日、日本のあのころの伝承として、また大人の視点でいろいろ読んでみたいと思います。地域防災、コミュニティ、生物の生息地域による妖怪の違い、自然との境界の外。

・すごく面白かったです!また機会がありましたら、よんでみます。

・何かわからないことは妖怪のせいだよね。この●も妖怪のはからい?

・妖怪を見直しました。わからないことはとりあえず妖怪のせいにしてから、考えるようにしてみます。

・よく分からないものにひきつけられるのが人間。ようかいの話は、とっても面白かったです。かっぱがめ、スッポンの他にサルというのも面白かった。

・毎日生活の中でいろいろな出会いが出来ました。

・バスの便が悪い!

・災害と妖怪の関係について、地域を見つめていく視点が増えて勉強になりました。

・高田先生と菊地先生の返しがすごかったです。「非科学的なものを科学する」高田先生の姿勢に驚かされました。

・不思議なこと、わからないものを伝える手段としての「妖怪」大変面白かったです!それを防災に活かすという視点が興味深かったです。いろんな世代・専門の人と話せるのがおもしろいですね!

・今、専攻を何にするか悩んでいたので、土木の研究をしている高田先生が、妖怪みたいな非科学的な話をしているのを聞いて、驚きがあると同時に、素直に自分がやりたいことをやればいいかなと思った。

・内容も大変面白かったが、大人同士が真剣に妖怪について語ることはなかなかない機会と思い参加した。グループトークも面白かった。

・楽しくお話聞かせていただきました。ありがとうございます。

・非常に興味観心をひかれた。

・初めて知る話が多く、シンプルに楽しかったです。

・世代、性別、職業etc様々な人が集まり、妖怪から生物多様性を考えるというふわっとしたテーマに対し、いろいろな立場の人が活発に意見交換する不思議な集まりでした。

・「わからないこと」を大切にすることの価値の共有がよかったです!

・現代は科学技術の発展によって、多くのことが解明されてきている。しかし、そんな中でファンタジーのような「よくわからないこと」について議論することは、本質的に有用であるかは別として、想像力をかきたる良い機会であると思った。次回もたのしみにしております。

・高校生から88歳になる先生まで多様な意見を聴くことができ、良かった。江戸時代は「見えないものを見ようとした」とあったが、現代は妖怪ウォッチのOPにもあるように見えない妖怪のせいにして、納得する考えが強いと思い、変化があったのだと思う。

・昔から好きだった妖怪を多面的に見ることができて、楽しかった。

・自然の多様性が妖怪を生み出したこと。ぜひワークショップをやってほしいです。

わからないもの、わからないことだらけの世の中だけど、その中から何を見出して、どう生きて行くのか。みんな悩んで手さぐりであるんでいるんだなぁと何だか安心した。菊地先生のフォローが素晴らしい!発言者の意図するところをわかりやすく語って下さること。生物多様性というテーマに上手くつなげて、集まった人々にこの集まりが「いしかわ生物多様性カフェ」であることをさりげに思い出させてくださった。

・普段全く意識しない角度からのテーマ設定だったので、普段使わない部分がシゲキされました。

・妖怪を活用した地域防災はどのように生物多様性を関連づけができるのかちょっとわからないですが、多大な啓発を受けました。ありがとうございました。

・仕事上、災害が起きると対応しなくてはいけない仕事をしています。妖怪の視点で災害を考える視点がとてもおもしろかったです。湯涌温泉のワークショップも楽しみにしています。

・妖怪ワークショップは、おもしろい取り組みだと思いました。自分で考え、リスクを見つけ出すところが良いと思う。

・兵庫県立人と自然の博物館の展示を見たいです。巡回展とかして欲しいです。

 

 

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