進学の問い合わせ
金沢大学で働きだして3年半。大きく変化したことは、教育が仕事になったことです。現時点では研究ポジションなので教育メインの仕事ではありません。それでも本務として講義やゼミを担当したり、大学院生の修士論文の面倒を見たりしています。学部ゼミは経済学類です。僕のところに来るのは、たぶん経済学にそれほど馴染めなかった学生さんたちなんだろうな。大学院ゼミは、地域創造学専攻で環境社会学を看板にしています。より僕の専門に近いことを伝えています。
率直にいって、けっこう楽しい。教育は苦手だと思っていたので、ちょっと意外でした(今でも得意ではありません)。
若い人が日々変化する姿に嬉しく思う。刺激を受けています。
ホームページを開設した時、以下の文章をアップしました(2018年3月30日)。
「一つは、大学で働きだしたからです。ちょっと恥ずかしい話を吐露します。赴任して1ヶ月が過ぎ、ゼミ生を募集することになりました。面接日を設け研究室で訪問を待つが、訪問者はなし。新任で授業を担当していないし誰も知らないだろう。とは思うものの、なんか釈然としないものが残ってしまいます。その一方、いきなり外国から研究生を希望する問い合わせがきたりします。大学に来たんだなと実感しました。もっとも外国からの依頼は数多くあるようで、珍しくもなんともないようです。それはともかく、教育機関に所属したからには、自分の取り組みをそれなりに伝える必要があると思ったのが、理由の一つです」。
大学院進学の問い合わせがたくさん来ています。多くは中国の方からです。
なぜ僕のところで学びたいの? と疑問に思う問い合わせが多いですが、ホームページをみて興味を持ったという方もたまにいます。
数としては圧倒的に少ない日本の方からは、僕の研究にかなり関心を持った内容の問い合わせがきます。
一方、金沢大学の学生さんは、あまりホームページを参考にしていないように思います。学部生の講義は、ゼミ配属が決まった後の2年Q4なので、そもそも僕のことを知らないのでしょう。
ホームページをみて、問い合わせをいただくことは率直にうれしいです。