報告「グリーンインフラとまちづくり」が公開されていました

2023年6月10日に徳島市・鳴門市で開催された日本環境共生学会第26回地域シンポジウム「グリーンインフラとまちづくり」の報告(『環境共生』39(2))。
すっかり失念していて、そういえば原稿のチェックをお願いされていたなと、ふと思い出し、問い合わせたら、すでに公開されていました。
 
鳴門のコウノトリ生息地も訪問させていただくとともに、シンポジウムでは「グリーンインフラとしてのコウノトリ」という報告を行わせていただきました

本が出版されました!

宮内泰介・三上直之編『複雑な問題をどう解決すればよいのか−環境社会学の実践』新泉社
 
「環境社会学において構想される問題解決とは、あらかじめ定式化された方法に沿ったスマートな問題の処理や、そのための方法の案出などとは対極にある、至って泥臭い営みである」(編者)
本書にはさまざまなフィールドでの泥臭い営みが綴られています。
 
企画していただいた宮内さん、三上さんに感謝です。
 
私はコラム「『評価』を使って問題を解決する−環境活動の『見える化』ツール」を書きました。

 
目次:
序章 複雑な問題をどう解決すればよいのか――環境社会学の視点……宮内泰介
I 現場に根差して問題のとらえ方を変える
第1章 「生活」の論理から基地問題の解決を考える――辺野古住民が望む未来の選択へ……熊本博之
第2章 生業の論理から林業と中山間地域の課題を考える――「林業を始める若者たち」にみるボランタリーな生活組織への注目……家中 茂
第3章 話し合いから歴史的環境の継承とまちづくりの課題解決を考える――地域の伝統によって導かれた鞆の浦の町並み景観保全……森久 聡
コラムA 「よそ者」として地域に寄り添う――アフリカゾウ獣害問題の現場から……岩井雪乃
コラムB 防潮堤をめぐる地域の声と環境社会学の実践……山下博美
II 知識と資源を使って協働のプロセスを生み出す
第4章 多様な人材との共創で価値を転換する――地域に這いつくばって起こす獣がい対策のソーシャル・イノベーション……鈴木克哉
第5章 多層的なガバナンスから流域環境問題の解決を考える――琵琶湖流域における協働の試みから……脇田健一
第6章 統合知を生かして複雑な課題に取り組む――社会・生態系システムの本質的転換に向けて……佐藤 哲
第7章 社会実験による解決を考える――再生可能エネルギーの適地抽出に向けた住民参加の研究実践……丸山康司
コラムC 「評価」を使って問題を解決する――環境活動の「見える化」ツール……菊地直樹
コラムD 環境社会学の知見を政策の現場に生かす……嘉田由紀子
III 問題解決のための場をつくる
第8章 ミニ・パブリックスで公論形成の場をつくる――気候市民会議の試みから……三上直之
第9章 順応的な社会運動で解決を考える――原発反対運動支援の試行と模索を事例に……青木聡子
第10章 公共圏の活性化によって解決を考える――環境社会学者が社会に果たす役割……茅野恒秀
終章 小さな単位から出発する環境社会学の問題解決……宮内泰介・三上直之
 

第四回 いしかわ生物多様性カフェ(3/8)を開催します

第四回目の今回は、わたしとあなたが「ほっとけない」ことをテーマにワークショップを行います。

興味がある方はぜひご参加ください。

 

 

【テーマ】わたしが「ほっとけない」こと(ワークショップ)

【日時】2024年3月8日(金)18:30〜20:30

【場所】石川県立図書館 研修室(文化交流エリア2F) ※対面のみです

【対象】どなたでも参加できます(参加費無料)

【定員】40名程度

【主催】金沢大学先端観光科学研究所 菊地直樹研究室

【共催】石川県立図書館、いしかわ環境パートナーシップ県民会議(いしかわ自然学校)

【協力】石川県立大学 上野裕介研究室

 

コーヒーなど飲み物とちょっとしたお菓子を用意しています。

当日受付も可能ですが、なるべく事前に申し込んでください。

 

申込フォーム

https://docs.google.com/forms/d/1h1kih2YgTixCPxKAoVfVMCctrfHTsp-dm_-GngdXaFI/edit(

予定通り開催します・第三回いしかわ生物多様性カフェ

1月1日16時10分に発生した能登半島地震によって、被災されたみなさまならびにそのご家族、知人にみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
また被災者の救済と被災地の復興のために支援に尽力されている方々に、深く敬意を表します。
被害にあわれたみなさまのご無事をお祈りするとともに、1日でも早い復興を心より願っています。
 
私自身は、コミュニティの再生に向けて自分にできることを考えているところです。
 
こうした状況の中、第三回いしかわ生物多様性カフェは予定通り開催することにいたしました。
このような時だからこそ、直接会って対話をしていくことが重要だと考えています。
よろしければ無理のない範囲でご参加いただければと思います。

よろしくお願いいたします。

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【話題提供者】高橋満彦さん(富山大学教授)

【テーマ】法律は生物多様性を守るのか?

【日時】2024年1月19日(金)18:30〜20:30

【場所】石川県立図書館 研修室(文化交流エリア2F) ※対面のみです

【対象】どなたでも参加できます(参加費無料)

【定員】40名程度

【主催】金沢大学先端観光科学研究所 菊地直樹研究室

【共催】石川県立図書館、いしかわ環境パートナーシップ県民会議(いしかわ自然学校)

【協力】石川県立大学 上野裕介研究室

 

無事です:能登半島地震

1月1日16時10分頃発生した能登半島地震。
金沢市の自宅にいましたが無事です。
多くの方から、あたたかい言葉をいただき感謝しています。

被害がこれ以上拡大しないことを祈るとともに、自分にできることを考え行動に移していきたいと考えています。

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