関東エコロジカル・ネットワーク10周年記念シンポジウムに登壇します

関東エコロジカル・ネットワーク10周年シンポジウム
「関東の空にコウノトリとトキが舞う 環境と治水の好循環 10年のあゆみとこれから」

パネルディスカッション「河川を基軸とした生態系ネットワークによる魅力ある地域づくり」

 

開催日時:2023年11月23日(木)13:30~16:10

会場:千葉県野田市役所8階・大会議室

 

参加申込は以下から

https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000864719.pdf

いしかわ生物多様性カフェはじめます

人の暮らしと生物多様性にかんするサイエンスカフェを始めることにしました。

 

第1回目

日時:2023年9月29日(金)18時30分〜20時

場所:石川県立図書館食文化体験スペース

話題提供者:中村浩二さん(金沢大学名誉教授)

テーマ:生物多様性から考える、いしかわの現在と未来

 

とても素敵な県立図書館で開催することができ、少しワクワクしています。
当面は2ヶ月に1回程度の頻度で開催します。

 

ご興味がある方はぜひ、ご参加ください。

 

コウノトリ市民科学勉強会・交流会でコーディネーターを務めました

コウノトリ市民科学勉強会・交流会
開催日時:2023年8月27日9:30-11:30
開催場所:越前陶芸文化村(福井県越前町)
主催:日本コウノトリの会 
 
2018年からの5年間で市民からの情報提供が約9万件。福井県の飛来情報は5500件。膨大なデータを使った福井県のコウノトリの行動分析などが示されました。福井県では田んぼを利用することが多いが、全国的には池沼が多いこと、福井県は繁殖地で、瀬戸内海側が越冬地担っているなどなど。
私からは、市民科学は「専門家ではない当事者性をもった人びとが行う問題解決志向の調査活動」であり、市民が使ってこそのものと問題提起をさせていただきました。福井県内で活動している人たちのネットワークを形成するためにも、市民科学を活用しようといった意見交換を進めました。
2005年から付き合いのある方、10年ぶりに再開した人、今回初めてお会いした方などなど、私にとってもいいネットワークをつくることができました。若手の農業者と色々とお話しできて、とても楽しかったです。

『保全生態学研究』第28巻 1号に拙稿が掲載されました

「保全生態学研究」vol28.No1
 
「特集 絶滅危惧種保全とエコツーリズム」に早矢仕有子さん(北海学園大学)、高橋満彦さん(富山大学)、岡久雄二さん(佐渡島鳥類研究所・人間環境大学)の論文とともに拙稿「北海道知床半島のシマフクロウを『見せて守る』ための実践的課題」が掲載されています(早期公開は2022年8月3日)。
 
合わせて、特集「絶滅危惧種保全とエコツーリズム」の巻頭言も公開されました。
 
思い返せば、早矢仕さん、高橋さんと知床に通い始めて10年、生態学会での自由集会から4年、原稿を投稿してから3年の時が過ぎました。
 
エコツーリズムは、私の研究者人生の原点的なテーマでもあり。スピードは遅くとも一歩一歩進んでいきたいと思います。

 

 

シンポジウムで報告しました

徳島大学地域交流シンポジウム(第20回)・環境共生学会
「グリーンインフラとまちづくり」
主催:徳島大学人と地域共創センター・環境共生学会
日時:2023年6月10日14時20分−17時
 
パネルディスカッション「コウノトリと共存する農業と地域活性化」で「グリーンインフラとしてのコウノトリ」というタイトルで話題提供。とくしまコウノトリ基金と鳴門市の松浦酒造の「ビオトープ米でお酒を造るプロジェクト」がとても興味深かったです。
やっぱりコウノトリと共生する地域づくりを考えるのは楽しい。
 
詳細は後日報告します。
 
 
 

セミナーで報告しました

報告タイトル:“Interlinkages between biodiversity and human society: An environmentalsociological perspective”

セミナー名:Seminar on Ecosystem Service Accounting, Valuation and Conservation for Sustainable Development and Human Well-being Inviting Professor Lars Hein

日付:May 25, 2023

開催地:Graduate School of Human Development and Environment, Kobe University

 

得意ではない英語での報告。

元地球研のメガシティプロジェクトの内山さんのお誘いを受けて。
ちょっと場違いだった気もしますが・・・。

 

 

日経新聞「鳥と人の新しい関係 身近な観察が導く共生の未来」にコメントが掲載されました

コロナ禍をきっかけにバードウオッチングに関心を持つ人が増えている。大自然の中の鳥が雄大に飛ぶ姿から、もっと身近な街の鳥が見せるかわいらしいしぐさまで。人が熱を上げすぎると、鳥たちを脅かす可能性もある。さえずりを聞きながら、鳥と人との新しい距離について考えたい。


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD24C160U3A220C2000000/

2023年3月、日経新聞の福島さんという記者から、バードウォッチングについて取材したいとの連絡が来ました。

 

拙論文「北海道知床半島のシマフクロウを見せて守るための実践的課題」を読み、保護とエコツーリズムについてお話を伺いたいということでした。

福島さんは、根室で外国人のバーダーに話を聞いたり、シマフクロウを観てきたりしたということでした。

お役に立てるかどうかわかりませんが、引き受けることにしました。

取材はオンライン。今時、取材はオンラインメインなのかもしれません。

この記事には、以下のコメントが掲載されています。

「自然保護は大切だが、人は姿も見たことがない動物に対し、守りたいとは思えない面もある」と両者に理解を示す。その上で「ガイド料の一部を保護活動に充てるなど、『見せる』と『守る』が循環する仕組みを作っていけないだろうか」と提案する。

 

現在、科研費で進めている研究内容と一致する記事でもあります。

有料会員向けの記事ですが、関心がある人はぜひお読みください。

 

 

論文が刊行されました

淺野敏久・清水則雄・菊地直樹(2023)「エコミュージアム・ツアーの意義と課題〜東広島エコミュージアムにおける試行から」『エコミュージアム研究』28号
 
現時点ではオンラインで読むことはできません。興味がある方がいれば、連絡をください。抜刷を送ります。
 
今号は萩での全国大会、well-beingの視点からエコミュージアムを考察した論文、研究大会、研究例会の報告などなど。けっこう盛りだくさんの内容です。
 
一応、28号の編集委員長でした。

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