アンケートから「いしかわ生物多様性カフェ」のこれまでを振り返る
豊岡でコウノトリの野生復帰の仕事をしていた時、市民と研究者が対話する場が必要だと考え、「鶴見カフェ」という取り組みを行っていました。
「かつてコウノトリが里で暮らしていた頃、人びとはコウノトリを「鶴」と呼び、近しい存在として付き合っていました。
鶴見カフェは、「市民と研究者が、コーヒーや紅茶を片手に、地元のお菓子を食べながら、気軽にコウノトリのこと、科学のこと、但馬のことを語り合う」という趣旨で開催するイベントです。
コウノトリに親しみを持ってもらいたいという願いから名づけました。
鶴見カフェは、郷公園のスタッフなど専門家と市民が、顔を会わせながら話し合う場、お互いに学び合う場、商店街の振興に少しでも貢献する場となることを目指しています」
第1回目は2008年9月21日でした。
それから15年。
2023年9月29日。
「いしかわ生物多様性カフェ」初開催。
石川に住み始めて6年の時間が過ぎようとしていた頃でした。
石川でも対話の場があったほうがいいのではないか。
鶴見カフェで経験したことを石川で活かせないか。
私自身も対話の場所、居心地のいい場所が欲しかった。
では何をテーマにしたらいいのか?
やや使い古した言葉であるが、生物多様性とするか。
「いしかわ生物他カフェは人の暮らしと生物多様性について、コーヒーなどを飲みながら、市民と専門家が「対話」する場です。「対話」を通して、生物多様性を活かした石川の未来を考える機会、生物多様性がテーマのネットワークをつくりたい」
最初の話題提供者は中村浩二さん(金沢大学名誉教授)でした。
これまで14回開催してきました。
参加者アンケートから、これまでを振り返ってみたいと思います(今回は数字になっているものだけ扱います)。
開催概要

色々なテーマで開催してきました。
ワークショップやフリートークの回もありました。
平均すると1回あたり39人の参加者数です。
当初の想定は20名だったので、ニーズはあるようです。
それほど積極的に広報はしていないので、まだ情報が届いていない人たちもいるかもしれません。
参加者の年齢

ばらつきはありますが全体的に40代、50代がボリュームゾーンとなっています。
第5回(市民科学)、第11回(フリートーク みんなで話そう!つくろう!)は若い参加者が多かったです。
さまざまな世代が参加していることが特徴です。
参加者の性別

全体的に女性が多い傾向です。どうしてでしょうか?
最近は男女比が同じぐらいになっています。
参加者の職業

学生が多い傾向です。
ただ学生は、試験期間や夏休み、春休み期間は少なくなる傾向があります。
さまざまな職業の方が参加しています。
満足度

「大変満足」「満足」を合わせた「満足度」は90%前後で推移しています。
「大変満足」と「満足」の比率は回によって異なり、若干の上下はあります。
考えの変化

「大きく変わった」と「変わった」を合わせた比率は、50%ぐらいから80%弱ぐらいで推移しています。
第5回(市民科学)、第11回(フリートーク)、第14回(自雑型林業)が比較的高くなっています。
自由回答からは「あまり変わらない」という理由として、これまで考えていたことを再確認できたという記述がよくみられます。
今後の参加意向

80%半ばから100%で推移しています。
総じてリピーター意向が高いといえます。
今回は紹介できていませんが、毎回のように参加している方は数名です。毎回、参加者は異なっていて、それほど固定されていないといえそうです。

