国際シンポジウム「都市景観をグリーンインフラから考える−金沢市における活用と協働」を開催します

国際シンポジウム「都市景観をグリーンインフラから考える−金沢市における活用と協働」を開催します。

ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

よろしくお願いします。

日時 / 2018/08/31 9:30-17:00 ( 開場9:00 )
場所 / 石川県政記念しいのき迎賓館 2階 ガーデンルーム

開催趣旨

人口減少・高齢化、グローバル化に伴う経済の変容、自然災害リスクの増加、環境問題の悪化など、地域の持続可能性の実現が困難な状況にあるなか、自然環境や多様な生きものを賢く利用することで、持続可能な社会形成に寄与する地域政策研究アプローチが求められています。その一つに「グリーンインフラ」があります。グリーンインフラとは、多機能性という視点から自然を再評価することによって、持続可能な社会形成を目指した土地利用計画のことです。

金沢市は、2018年に「金沢市における美しい景観のまちづくりに関する条例」の施行50周年を迎えました。この条例によって、金沢らしい町並み・景観のなかに埋め込まれている斜面緑地、用水、川筋景観、寺社景観、庭園などが保全・再生されてきました。そうしたなか、都市景観の維持管理へのより積極的な市民参加や、都市景観のなかに埋め込まれている緑や水といった自然の持つ多様な機能を賢く活用することが課題となっています。

この問題意識に基づき、本シンポジウムでは、まず国内外の先進事例からグリーンインフラについて学び、そして金沢の都市景観をグリーンインフラとしてとらえ直すことを目指します。さらに、その活用に向けた協働のあり方について議論を進め、今後必要とされる指針、取り組むべき政策を考えます。

主催:金沢大学地域政策研究センター

共催:金沢市、国連大学サステイナビティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット

後援:環境省中部地方環境事務所、石川県、石川県立大学、グリーンインフラ研究会、認定NPO法人趣都金澤

お申し込みは①氏名、②所属先、③ご連絡先(メール、電話など)を明記の上メールかファックスにて送付ください。

cures@adm.kanazawa-u.ac.jp  Fax: 076-234-4100

定員:80名

 

プログラム

9:30 あいさつ

9:40 セッション1:グリーンインフラを学ぶ

西田貴明(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)人口減少時代の環境創造:国内外のグリーインフラへの期待

福岡孝則(東京農業大学)グリーンインフラを核にした持続的な都市創成

宋泳根(ソウル大学)都市のグリーンインフラ:韓国における都市の事例からの学び

13:00 セッション2:金沢の都市景観をグリーンインフラから考える

上野裕介(石川県立大学)金沢市の防災・環境・経済からみたグリーンインフラ活用策

飯田義彦(国連大学)金沢のランドスケープと生物文化多様性:水・食・工芸

ファン・パストール・イヴァールス(国連大学)金沢グリーン・ブルーインフラの創出:都市生態系サービスの保全と基礎

エマニュエル・マレス(国立奈良文化財研究所)庭園の囲いを超えて:内と外を繋ぐもの

菊地直樹(金沢大学):グリーンインフラの順応的ガバナンス:コウノトリの野生復帰からの示唆

15:20 ラウンドテーブル:都市景観をグリーンインフラとして活用する

コメンテーター:岡野隆宏(環境省)、舟久保敏(国土交通省)、土肥真人(東京工業大学)、佐々木雅幸(同志社大学)

17:00 閉会

 

 

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